姿勢を変えても痛くない腰痛は何が原因?

03. 📋 診断・症状

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腰を反らした時や、前かがみの姿勢をとると、腰痛の出現や増強があるのですが、横になって休んでいても、その姿勢とは無関係に痛みが続いたり、激しい痛みが伴う場合は、重大な病気が隠れていることがあります。

腰痛だからと我慢しとけば、いずれよくなると放置していませんか?

持病の一つに腰痛を上げる人も多いのですが、実は無視できない病気が関係していることがあります。

以下に、代表的な病気を内臓の病気と整形での緊急性の高い病気とに分けて紹介します。

・腰痛を引き起こす内臓の病気

  1. 尿管結石:腎臓で作られた小さな石が尿管に詰まる病気。男性に多い。深夜や早朝、突然の激痛。痛みが治まると無痛になる。
  2. 腎盂腎炎:腎臓の細菌感染症。若い女性や高齢者に多い。高熱と腰部の重量痛が特徴。重症の場合、救急病院受診。
  3. 後腹膜炎:胆嚢炎、急性虫垂炎、腸管穿孔等による疼痛。手術が必要となることも。
  4. 急性胃炎・十二指腸潰瘍:通常はみぞおち付近が痛む。食事により疼痛が変化。
  5. 大動脈解離:大動脈の壁が裂ける病期。激痛。
  6. 腹部大動脈解離:大動脈の壁の一部がコブのように膨らむ病気。無症状だが、破裂すると激痛。

・緊急性の高い腰痛の症状を呈する整形の病気

  1. 化膿性脊椎炎:背骨の細菌感染症。MRIで診断可能。
  2. 骨肉腫、脊椎へのがんの骨転移:骨自体のがんや肺がん、乳癌、前立前がんなどが血管を通して転位する病気。MRIや骨シンチで診断。
  3. 帯状疱疹:皮膚表面にピリピリとして疼痛出現。
中でも、若い女性の場合は、腎盂腎炎は起こり易いので、高熱を伴うようなら疑いましょう。

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TAO

悠々自適な経済的自由人に憧れながらも、人として何ができるか模索の毎日です。修士課程で複雑系システムに魅了され頑張らない人生が理想です。

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