若い方で比較的細身の方、スタイルがいいなっと思っていたら、
横から見ると、下腹部がポッコリ。
しかも、上半身は細いけど、下半身は・・・そうでもない!?
じつは、これ、「反り腰」が影響しているのです。
反り腰は、骨盤が前傾していることで腰の反りが強くなりすぎているのが原因の一つと考えられています。
腰を反ることで、背中の部分の筋肉は過剰に緊張しお腹の筋肉やお尻の筋肉はゆるんでいるのです。
つまり、流行りのシックスパックからは程遠く、ダルダルお腹に、タレ尻になるのです。
この反り腰の原因は、腸腰筋といわれる、脚の上げ下げに使う筋肉なのですが、腰椎を起始とし小転子に付着する筋肉の短縮と低下です。
この筋肉が弱くなると、歩幅が狭くなり、股関節が内旋した内股をとるため、お尻を突き出したような、でっちり状態となり、歩くとお尻が歩いているように見えるのです。
さらに、この状態で生活を続け年を重ねると、腰が曲がり、歩きづらくなります。
70,80歳になった時に腰の曲がった歩き方になるのですよ。
若い時も見た目もよろしくないし、年をとってからもよくないのであれば、今のうちから修正した方がいいですよね。
筋肉が短縮し、筋力低下を呈しているといっても、同じように生活をしていても、なる人とそうならない人がいるのです。
車社会の現在、運動不足は否めないにしても、何が違うのでしょうか?
実は、履物が大きく関係します。
若く、比較的細身の方で、反り腰の足元を想像してみましょう。
・・・・ハイヒール。
そう、ハイヒールを履いている方です。
ハイヒールはとてもオシャレで、さっそうと歩く姿は思わず振り返ってしまいますよね。
ですが、ハイヒールを履くとつま先に体重がかかりバランスをとるために腰を大きくそらしているのです。
身を削って、オシャレをしているのですね。
健気というか、何もそこまでしなくても、と思うか。
ですが、いつもハイヒールを履いていなくても、ここぞと言うときはハイヒールを履いて颯爽と歩きたいですよね。
そのためには、普段から身体のメンテナンスをすることが重要です。
わたし、ハイヒールなんて履かないから大丈夫!
健気というか、何もそこまでしなくても、と思うか。
ですが、いつもハイヒールを履いていなくても、ここぞと言うときはハイヒールを履いて颯爽と歩きたいですよね。
そのためには、普段から身体のメンテナンスをすることが重要です。
わたし、ハイヒールなんて履かないから大丈夫!
でも、ハイヒールを履かない人の中にも反り腰となっている人がいるのです。
それは、運動不足により筋力が弱い人。
特徴は、ペンギン歩き。
ペンギン歩きって・・・?
足を挙げずに、ピョコピョコとペンギンのように歩く方は、脚を挙げることが少ないため、腸腰筋をあまり使っていないのです。
そのため、腸腰筋自体が弱くなり、また、筋委縮を起こし、骨盤が前に引き下げられ前傾してしまい、それを補うために腰を反らして上体を起こす”反り腰”の典型例になるのです。
同様に体幹の筋力不足と股関節周囲の筋肉のバランスが悪い場合も、起こるといわれています。
このバランスというのが重要で、一見スポーツ選手などで運動不足とは程遠い方でも、そのバランスが悪いと相対的な筋力低下により骨盤が前傾している例もあるので注意が必要です。
まずは、寝たり、壁を背にして立ってみて腰に手のひらが何枚入るか確認してみてはどうでしょう。