ポッコリ腹や腰痛の原因にも「反り腰」を改善

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腰痛は体からのメッセージ

一旦、腰痛が治まっても、また思い出したように腰痛に襲われる。

それが繰り返されると、「また、あの痛みが来るのでは」と、いつも気になってしまい、活動をセーブしてしまう。

これは、腰痛になって、「こらこら、そんな状態じゃ、これから腰にもっと負担がかかって、もっと悪くなってしまうよ」と体からの悲鳴を無視して、「大丈夫、大丈夫」と自分に嘘をついていた結果ではないでしょうか?

せっかくの、体からのメッセージを無視するなんて、もったいない。

しかも放っておくと、「こいつは、いくらメッセージを送っても無視するからメッセージを送るのや~めた」となったり、「もっと、強いメッセージを送らなくっちゃ」と、なったりするのです。

”反り腰” は、腹筋など「体の前側の筋肉」と、姿勢を支えるべき「体の後ろ側の筋肉」のバランスの崩れが原因でおこっているのです。という事は体の前と後ろの筋肉のバランスを鍛えましょうというメッセージなのです。

つまり、固まった筋肉をほぐし、怠けている筋肉を鍛えること。これが、大切なのですよ。

きちんとメッセージに対応すると、腰はすっと伸び、痛みも軽くなり、猫背もすっきりして、体のラインがきれいになる、いいことづくめです。

反り腰の人は骨盤が前傾している

ここで、反り腰になって骨盤の前傾に関係する筋肉を知っておきましょう。

骨盤の傾きに関わる筋肉

・体の前側の筋肉

  1. 腸腰筋(ちょうようきん):腰椎(腰部分の背骨)から股関節を跨いで大腿骨に付いている筋肉で、深層筋です。反り腰の人は不自然に引っ張られた状態で硬直した状態になっているのです。この筋肉をストレッチングして緩めることで腰痛の改善につながります。
  2. 腹直筋(ふくちょっきん):肋骨(ろっこつ)から恥骨(ちこつ)までをつなぐ、腹筋のひとつ。弱化で骨盤が前傾します。
  3. 大腿直筋(だいたいちょっきん):太ももの前面の大きな筋肉。膝を伸ばすときに働きます。骨盤の下部分から股関節を跨いで一部膝の上に付いたのち脛の上部に付いている筋肉です。この筋肉が硬くなると骨盤が前傾します。

・体の後側の筋肉

  1. 脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん):背骨に沿って首から腰まで縦に細長い筋肉です。深層筋の多裂筋により背骨同士を固定しています。反り腰になると、背中の部分は伸びてゆるいんだ状態になり、腰の部分は逆に硬くなっています。この脊柱起立筋と多裂筋が疲労して血流の阻害されることで鈍い痛みになります。
  2. 頚部筋(けいぶきん):頸の骨を固定する筋肉です。この筋肉が弱くなると、顎を突き出したようになります。
  3. 大腿二頭筋(だいたいにとうきん):太ももの裏側にある大きな筋肉で、体の前側の筋肉の③大腿直筋の反対側にあります。この筋肉が柔軟性が乏しくなり力が弱く、緩んでくるとしゃがみ動作で腰への負担が集中します。
  4. ヒラメ筋(ひらめきん):ふくらはぎの筋肉です。アキレス腱につながっていて、つま先を下に蹴る働きがあります。歩くときに地面を蹴り出したり、踏ん張ったりしてきれいな姿勢を維持するのに役立ちます。


要は、体の前側にある筋肉は腹直筋を除いて筋肉を緩めてあげること、ストレッチングが必要です。逆に体の後ろ側の筋肉と腹直筋はトレーニングして鍛えてあげることが必要です。

しかも、腰痛を繰り返さないようにするためには、日頃の姿勢に目を向けることが重要です。

つまり、骨盤が前に倒れないように、その癖を治すことが大切です。

座った状態で、骨盤を前に倒れている状態を正しい位置に戻すために、お腹に力を入れ体をまっすぐにすると、反っていた腰が和らいでいることを実感できると思います。

これを、仕事の途中も意識して行う事が大切です。

仕事に集中すると、次第に腰が反っていたり、逆にだらしなく背もたれにもたれて骨盤が後ろに倒れた状態で上半身が前に倒れてパソコンのキーボードを叩いていたりしていませんか。腰はかなり強く曲がっていますよね。腰は反っても曲がっても負担がかかります。正しい位置に戻してあげましょう。

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TAO

悠々自適な経済的自由人に憧れながらも、人として何ができるか模索の毎日です。修士課程で複雑系システムに魅了され頑張らない人生が理想です。

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