突然動けなくなるギックリ腰、原因は骨?

03. 📋 診断・症状

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ギックリ腰になったら骨がどうにかなったのでしょうか?実は、ギックリ腰は、病院でMRIやレントゲンをとっても骨には特に異常を認めないのです。

つまり、骨の骨折ではないという事です。

では、何が原因なのでしょう?

よく言われるのが、 

  1.  骨が歪んでいる →整骨院や整体に行こう。バキバキといわせてもらえば直ぐに良くなる。
  2. 身体のバランスが崩れている→整骨院や整体でバランスを見てもらおう。
よくなった人もいるでしょう。でも、そうでない人もいるようです。

骨や神経自体が問題ならMRIやレントゲンでも分かるはずですよね。アライメントもレントゲンで左右を比較すればわかります。

ただ、肉眼では分からないほどの微妙な差があるのであれば難しいですがね。

実は、骨や神経だけの問題だけではないのです。

ギックリ腰と同じように突然痛みが走り、動かせなくなる症状に”寝違い”がありますよね。

この寝違いは、首のまわりの筋肉の緊張が強くなってガチガチになって、首を曲げたり、後ろにそらしたり、回したりすることができない状態ですよね。

ギックリ腰も同じ状態なのです。

では、なぜ筋肉がガチガチになるのでしょう?

それは、伸張反射が関係しているのです。

伸張反射とは、急に引っ張られたりすると筋肉を護るために反射的に収縮して筋肉を硬くしますよね。

試しに、何も説明せずに、相手の手を急に引っ張ってみてください。驚いて肘を曲げ身を守ろうとしますよね。それです。

それに、首の寝違いのときは、後ろから急に誰かに呼ばれ思わず振り返ったりしたときに、「あいたたたっ!」となるでしょう。

これは、自身の筋肉を護るための防御的な反応なので体にとっても重要な反応の一つです。

このとき、この引っ張る刺激が筋肉にとって負荷が強かったり、急激であればある程筋肉はカチカチになったまま戻りにくくなるのです。

これが、寝違いやギックリ腰の原因の一つですね。

でも、いつも起こるわけではありませんよね。ストレスが常にかかっているとちょっとした刺激でも過敏に反応します。同様に睡眠不足や栄養状態が悪いと筋肉が硬くなりやすいのです。

そういったときは、急に引っ張らなくても、肩や腰回りの筋肉が硬くこわった感じがするのは、既に体験済みですよね。

では、この場合の治療はどうでしょう。

マッサージ、整体・・・。

実はマッサージや整体は筋肉ストレッチ(=筋を伸ばす)している場合は、逆効果です。

整体でバキバキとなると、急激に刺激を入れるのですから、伸張反射を起こす原因と同じですよね。

また、伸張反射を起こしたら、更に筋肉は自信を護ろうとして緊張してしまいます。

ですから、筋肉を刺激せず、たるませてあげることが必要です。

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TAO

悠々自適な経済的自由人に憧れながらも、人として何ができるか模索の毎日です。修士課程で複雑系システムに魅了され頑張らない人生が理想です。

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